実は取得してはいけないルートドメインが新たに判明しました。
はじめに
ここ数年、地域名のドメインを見かけることが多くなっています。
よく見かけるのは.tokyoで、東京都以外の人でも利用できるようで、ブログとして利用されている方も多いのではないでしょうか。
24年3月になって下記のメールに驚かされました。
[お名前.com] 取り扱いドメイン(.tokyo/.nagoya/.yokohama)更新料金・移管料金改定のお知らせ
この度、弊社提供ドメイン名の一部について、
[お名前.com] からのメール
お名前.comでの通常販売価格を改定させていただきます。
…(一部 略)…
<通常販売価格改定内容>
・対象ドメイン:.tokyo/.nagoya/.yokohama
・種別 :更新・移管
・改定前価格 :1,628円
・改定後価格 :2,560円
驚いた理由は
先ず初めに驚いたのは、値上がり率でした。
1,628円→2,560円 54%UP!
「gTLDの値上がり率は低い」という暗示
実は、ルートドメインには複数のカテゴリーがあることが知られています。
- gTLD….com、.net など
- ccTLD….jp、.uk など国名を表すドメイン
- sTLD….travel、.mobi など特定の業種や事業目的のドメイン
- その他 亜流など多種
ここで、「gTLDは値上がり率が管理されていて極端な値上がりはしない」と聞いていたのです。
対象の.tokyoなどを調べてみると
.tokyoドメインを調べてみて、新なことに気づきました。
gTLDドメインの中には、新gTLDドメインがある様です。
新gTLD(新ドメイン)とは、gTLDの中でも2012年以降に作られたドメイン名のことです。
例:.shop、.tokyo、.blog、.site など
引用:VALU DOMIN HP
さらに.tokyoの詳細を調べると以下の記述がありました。
管理団体:GMOドメインレジストリ株式会社(GMO Registry, Inc.)
引用:MuuMuu Domain
施行:2013年
取得資格:誰でも取得可能
取得可能文字:3文字から32文字のアルファベットもしくはハイフン
日本語ドメイン:取得可能(全角ひらがな、カタカナ、漢字、および一部の文字列)
取得期間:最大10年間
サードレベルドメイン:なし
3ドメインはいずれもGMO社管理
今回値上げとなる3ドメイン(.tokyo/.nagoya/.yokohama)はいずれも管理団体がGMO社でした。
他の地域名ドメインを調べてみると
.tokyo/.nagoya/.yokohamaはいずれも地域名のドメインです。
ここで他の地域名ドメインも調べてみました。
ドメイン名 | 管理団体 |
---|---|
.tokyo | GMOドメインレジストリ |
.yokohama | GMOドメインレジストリ |
.nagoya | GMOドメインレジストリ |
.kyoto | 京都情報大学院大学 |
.okinawa | BRドメイン株式会社 |
.ryukyu | BRドメイン株式会社 |
さいごに
私もここ数年WEBサーバーなどを利用していますが、GMOの値上げの話は頻繁に聞きます。
GMOの各サービスは「最初は安くとも、数年で他社より高額になる」ことを思い知りました。