サイトを立ち上げる時に必須となるのがドメインです。
ドメインはTLDの種類によって取得費用がとても高額になってしまうこともあります。
では、無料でドメインを利用(取得)する方法はあるのでしょうか。
ここではいくつかの方法をご紹介します。

無料でドメイン取得1
Freenomを使った方法

Freenomというサイトを使えば、無料ドメインを取得することができます。TLDの種類は5種類あり(.tk、.ml、.ga、.cf、.gq)希望の名称を入力すると、取得可能な「入力名称+TLD」が表示されますので、その中から選択するとドメイン名を無料で取得できます。
メリット
- 他人と違うTLDを使いたい場合や、サブドメイン名での運用をしたくない場合には選択肢の一つになるかもしれません。
また、VPSにテスト的にサイトを立ち上げる場合にも、役立つでしょう。
デメリット
無料ドメインをFreenomから取得し、利用することはお勧めしません。
- 突然利用終了となる報告がある
1年間は利用できそうですが、突然使えなる報告を散見しますし、このドメインを使ったサイトが公開状態でない場合には契約終了となったケースもあるようです。 - .ccなどのドメイン名には抵抗感がある
随分前になりますが、.ccが付いたメールアドレスから好ましくないメールが大量に出回った時期があり、今でも記憶に残っている方もいます。
以下のページにTLDについて記載していますので、ご覧ください。
無料でドメイン利用
サーバー会社が提供する、ドメインを利用する方法があります。
この方法はサーバーレンタル契約が必要ですので、「無料ではない」と思われるかも知れませんが、サイトを運用する場合には、有料のサーバー契約をしている方がほとんどかと思います。
レンタルサーバープランの多くは、自社で持っているドメインを貸し出しています、このドメインに好きな名称を付けサブドメインとして利用することができます。
例をいくつか記載します。
- SAKURA Internet
全60種以上のドメインから、サブドメインが2個利用できます。 - LOLIPOP!
全104種類のドメインから、サブドメインが1個利用できます。 - CORESERVER(V1プラン)
全13種類のドメインから、サブドメインが10個利用できます。
メリット
- 料金はレンタルサーバ費用のみで利用できます。
- サーバー会社によっては、用意されているドメインが短く使いやすいものが用意されています。
デメリット
- レンタルサーバを解約するとドメイン名は使えなくなります。
- サブドメインで運用することになりますので、『SEO的に問題あり』と感じる人には不向き。
- 一部独特の制約を受けることがある。
珍しい例ですが、サーバー会社(プラン)によってはメールアドレスを作れない(利用できない)制約があるケースもあります。
サイトのドメインをメールドメインが異なると問題になるケースでは利用が難しくなります。
無料でドメイン取得2
レンタルサーバで無料独自ドメインを利用する
この方法も、レンタルサーバーが提供する機能を使います。
レンタル契約中に独自ドメインが無料で利用できるサービス1
いくつかのサーバー会社(プラン)では、独自ドメインが無料で取得/利用できるサービスを行っていますので、いくつかご紹介します。
- ConoHa
独自ドメイン2個無料 - XSERVER
独自ドメイン1個無料 - LOLIPOP
独自ドメイン1個無料
「永久無料」「ずっと無料」などを謳い文句しているサービスで、ご存知の方もおおでしょう。
レンタル契約中に独自ドメインが無料で利用できるサービス2
実は、レンタルサーバー契約中には上記以外にも、無料で独自ドメインを取得できるサービスもありますので、ご紹介します。
- XSERVER
20種類の対象ドメインを、それぞれ1年間無料で利用できます。 - ConoHa
22種類の対象ドメインを、それぞれ1年間無料で利用できます。
(一時的なキャンペーンの可能性あり)
2年目以降は、更新料が必要ですが、1年のみ利用と割り切れるなら良い選択肢になるとのではないでしょうか。
ドメイン管理会社から独自ドメインを取得する
最後にご紹介するのは、ドメイン管理会社から取得する方法です。
『管理会社から取得するなら有料では』と感じてしまいますが、以下の方法で無料取得できます。
A.管理会社のキャンペーンを使う
ドメイン管理会社では頻繁に(継続的に)キャンペーンを行っています。
これを利用すると無料でドメインを取得できます。
(23年5月現在のキャンペーン)
- お名前.com
「.com .net」お1人様1個無料 - XSERVER DOMAIN
「.com」「.net」など主要ドメインが1円
以前は、他の管理会社でも行っていましたが、継続的に行われているのは上記の2社です。
もちろん2年目以降は有料となりますので、「自動更新ON/OFF」のご確認をお忘れなく。
B.WEB関係会社のキャンペーンを使う
【A8.net】という会社をご存知の方は多いことでしょう。
アフェリエイトの最大手です。
実は会員登録すると、メールマガジンでドメイン無料取得のご案内が届きます。
といっても、お名前.com社の案内が送られて来るのでその案内に沿ってドメイン無料登録できます。
A8.netの登録は、アフェリエイト対象サイトが無い状態でも登録できますので、とりあえず登録しておくのがよろしいかと存じます。
A.B.方法とも事前に会員登録しておくと、サイト作成に有益な情報を送って貰えます。
さいごに
ドメインの無料取得についてご紹介しました。
最初の1年は無料で使える方法が多くあります。立ち上げるサイト毎にドメインを取得して、2年目以降も利用するものについて更新(有料)を検討されては如何でしょうか?
また、「永久無料ドメイン」には、2年目以降も継続利用するドメインを「移管」で登録すると、無料枠を無駄なく使えそうです。
