ドメインを変更しました

VPSでWEBサイトを立ち上げる1(KUSANAGI導入)

VPSにKUSANAGI導入

VPSでWordPressを立ち上げてみたいと思うけど、良くわからない。
一度VPSでWordPress導入したけど、動作が遅いので断念したした方は多いのではないでしょうか。

ある日、コミュニケーションズさんからこんなメールが来ました。

WebARENA Indigo® 「KUSANAGI」搭載OSテンプレートの提供開始!&お試しキャンペーン実施

https://web.arena.ne.jp/indigo/spec/os.html

このキャンペーンでは、下記のことが実施されるようです。

  • KUSANAGI 9(CentOS Stream 8)テンプレートの提供
  • KUSANAGI9が、1vCPU/1Gbメモリ以上のプランで動作させることができること
  • 1,000円分の利用クーポンが発行される

キャンペーンの利用には、アンケートに回答して得られるクーポンコードをコントロールパネル【請求】に入力すると適用されます。

現在、稼働させていないIndigoアカウントがありましたので、早速KUSANAGIWordPressをインストールしてみます。
(SSH鍵は作成済)

VPSにWordPressサイトを立ち上げる流れ

WordPressサイトを立ち上げるまでの流れの概要を最初に記載しておきます。

  1. VPSを契約(試用)する
  2. VPSにインスタンスを作成する
  3. インスタンスにKUSANAGI(テンプレート)を導入する
  4. KUSANAGIにWordPressをインストールする

ここで、VPSのインスタンスとは(仮想の)サーバーのことでので、更に概略すると以下の流れと言えます。
・VPSを契約して
・仮想サーバーを作り
・KUSANAGI環境に
・WordPressを導入

ここで「なぜKUSANAGIが必要なの?」と思った方もいると思いますが、実はVPSにWordPress環境を作るのはとても面倒です。

・Webサーバー インストール
・DBサーバー インストール
・その他必要なデーモン(サービスやアプリ)導入

これらを一つ一つコマンドで導入するのは非常に時間が必要ですし、何より各デーモンのバージョンのよって嚙み合わせがの問題が生じやすいのです。

KUSANAGIテンプレートを導入することによって、必要なデーモンを一括で導入できますし、問題が発生しにくい環境を作り上げることができます。

VPSにインスタンス作成

インスタンスの作成から【KUSANAGI】-[KUSANAGI 9(CentOs Strem8)]を選択します。

サイズの選択から【1vCPU 1GB RAM 20GB SSD 100Mbps】を選択し

SSH/リージョン/インスタンス名を選択(入力)してインスタンスを作成します。

コマンドによるKUNASAGIインストール

1.KUSANAGIシステムの最新アップデート

# yum update kusanagi -y
(#dnf update kusanagi)

2.KUSANAGIインストール

# kusanagi init --passwd *1* --nophrase --dbrootpass *2* --php74
(*~*は自身で決めて下さい)
*1*:ユーザー kusanagi のパスワード
*2*:MariaDBのrootパスワード

現在のWordPress(含むプラグイン)では、Php8以上での動作確認が取れていないものが多数ありますので、phpはVer.74を指定するのが良いと思います。

これで、必要なリソースを自動でインストールしてくれます。

パラメータ詳細は<https://kusanagi.tokyo/kusanagi9/document/commands/>などでご確認ください。

オプションデフォルト
–tzAsia/Tokyo
–langja
–keyboardja
[–nginx123/–nginx122/–httpd24]–nginx123
[–mariadb10.9  ~ –mariadb10.3/ –psql13]–mariadb10.5
[–php81/–php80/–php74 |–php80
[–ruby26 / –ruby]N/A(指定は任意)
オプション指定省略時のデフォルト

3..KUSANAGIプロビジョニング

# kusanagi provision --wp --fqdn *3* --email *4* --dbname *5* --dbuser *6* --dbpass *7* *8*
(*~*は自身で決めて下さい)
*3*:サイトURL
*4*:メールアドレス(Let’sEncrypt SSL証明書用)
*5*:DB名
*6*:DBユーザ名
*7*:DBパスワード
*8*:プロファイル名(Dir名)
オプションデフォルト
–wplangja
–wpversionlatest (最新リリース版)
–with-www(QDNがゾーンAPEXかどうかによって自動判定)
オプション指定省略時のデフォルト

これで完了です。

KUSANAGI導入 完了

上記のように、たった3行でWordPressをKUSANAGI環境へインストールすることができました。
KUSANAGIが無かったら、必要なデーモン毎にインストールする手順と比べると「あっという間に・・・」インストールが完了します。

WordPressを利用するには、まだ若干の設定がありますので、別記事で記載します。

タイトルとURLをコピーしました