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ConoHaWINGを止めた理由

現在、レンタルサーバーはXserverとConoHaWINGの双方を使っていますが、どちらかを止めることになり、改めて比較してみました。

(この情報は23年7月時点での内容で記載しています)

金額による比較

XserverConoHa WING
比較

やはり気になるのが金額です。
ここでは、「継続契約時」の金額を比較します。

プランXserver
(スタンダード)
ConoHa
(ベーシック)
継続(12ヶ月)13,200円13,068円*
キャンペーンなどを含まない金額
*サービス維持調整費10%を含む

金額はほぼ同一です。
以前は、更新キャンペーンを頻繁に行っていたようですが、現在は頻度が下がっていて、キャンペーンを含まない料金が実勢に合っていると思いますので、比較対象を「更新金額」としました。

また、金額について両社は次のようにアナウンスしています。(抜粋を記載)

  • Xserver:金額変更の予定なし
  • ConoHa:「サービス維持調整費」は流動的。下がる/上がる 両方の可能性あり。

サーバー諸元による比較

SSDの容量や、DBの設置可能数、メールなどの諸元についてはほぼ同一ですし、サーバースペックを比較しても好ましい結果を得られないと思われます。

※ここは優劣なしとします。

速度による比較

XserverConoHa WING
比較

これは、私の使用環境による比較ですので、個々人の意見が分かれることと思います。

私のConoHa収容サーバーは契約開始時点から、「サーバー空き状況 △ やや混雑」が続いています。
実際にアクセスが多くなる時間帯には、やや引っ掛かりを感じており、他のサーバーに収容変えを依頼しようと考えたのですが、「現在のサーバー空き状況が混雑( × )の場合のみ」変更できると記載していて我慢しながら運用していました。

Xserverの方は、何の引っ掛かりもなく稼働させることができています。

※上記はあくまで、私の環境による比較です。

サーバー稼働率による違い

XserverConoHa WING
比較

この点はConoHaの圧勝です。

ConoHaWingトップページ
※3 SLA制度の品質保証内容に基づいた1年間(2021年12月~2022年12月)の実績値

ConoHaWINGトップページに「稼働率99.99%」と記載されているのは、嘘ではありません。
(1年は約10,000時間ですので1時間/年位はダウンする計算になります)
私も数年間にわたり同プランを利用していますが、リスタートすることが1度もなく連続稼働を続けています。

これは、非常に有難いことで、独自のクローン(ReRunが難しい処理)を定期実行しているサイトを安心して任せることができます。
なにより、顧客からの受託サイトや、商用サイトを動作させるなら、ConoHaが良いと言えます。

Xserverも無計画な(事後報告の)リスタートは現在のところないのですが、数日前にアナウンスされることもあり、困惑する場面もありました。

ブログなどを運用されているかたの多くは、平日の日中はサーバーを触らない方が多いのではないでしょうか?
土曜日にサーバーを見たら、リスタートしていたという状況はさせたいところです。
(人によるかもしれませんが)

蛇足ですが、その昔に商用サーバー運用をしている会社の方に「なぜこのOSを使うのですか?」と質問した時の回答が「ダウンしないから…」と即答されたことを思い出します。

付帯サービスによる違い

無料ドメイン

現在は、両者とも無料で2ドメインを利用できます。

高速化

XserverConoHa WING
比較

両社の高速化設定には違いがあります。

機能XseverConoHa
高速化1XPageSpeed
Xアクセラレータ
サーバーキャッシュ
WEXALⓇ
コンテンツキャッシュ*
高速化2
(ブラウザキャッシュ)
OFF/ON(2種類あり)OFF/ON
*WEXALⓇ/コンテンツキャッシュはどちらかを選択

あくまで私の感覚ですが、違いを記載する以下の様です。

  • Xserver:
    効果は高いが、設定の噛み合わせが難しい。
    「設定→表示テスト」を繰り返す必要あり。
  • ConoHa:効果がよくわからない。
    表示が崩れる危険性は低い。
    設定数の上限あり。

ConoHaのWEXALⓇは効果がよく分かりませんでした。もしかすると、私のような小型サイトでは効用が現れにくいのかも知れません。
また、設定サイト数には上限があるようで、「上限に達しました」のメッセージがでたことがあります。(上限数の縛りがあるならマニュアルに記載して欲しい)

また、WEXALⓇの本来の機能にある「○○ができる」という効用も確認できませんでしたので、まだ発展途上の技術かも知れません。

Xserverの高速化設定は、テストに時間が掛かる欠点があります。私はクリティカルなサイトでは最低限の高速設定としております。

この点は、優劣はないと感じます。

コントロールパネルによる違い

この点は2つの観点で比較します。

レイアウト

XserverConoHa WING
比較

両社のコントロールパネルレイアウトには大きな違いがあります。
一言でいうなら以下のようになります。

  • Xserver:
    全機能が1画面に掲載されている。
    主に・機能選択→・サイト選択の遷移。
  • ConoHa:
    大機能→・・・→小機能へ分類されている。
    主に・サイト選択→・機能選択の遷移。

この点では、ConoHaの使いやすさが圧勝と感じます。
特に「サイト選択→機能選択」の遷移は実際のサイト構築ではとても使いやすく感じます。

なにより、ConoHaはWordPressサイトを立ち上げる操作の流れはとても使いやすく悩むことなく利用できます。おそらくこれほど使いやすいUIを持ったサーバーは他社にはないでしょう。

応答速度

XserverConoHa WING
比較

この点は、Xserverの圧勝です。


Xserverは、サクサク動くに対して、ConoHaは激重で「大機能→大機能」への切り替えは、常時20秒以上かかりますので、とてもストレスを感じます。

タイムアウト

XserverConoHa WING
比較

明らかにXserverの方が持続時間が長いです。
正確に計測していませんが、以下のような感覚です。

  • Xserver:
    1時間以上継続。
  • ConoHa:
    15分程度でタイムアウトとなる。

ユーザーサポートによる違い

XserverConoHa WING
比較

これは両社とも、同じ文言が並んでいます。

  • 電話サポート:平日 ○○~○○時
  • メール受付 :365日24時間

ところが大きな違いがあります。

  • Xserverは休日でも回答が返ってくる

ConoHaは回答は平日になってから帰ってきますが、Xserverは曜日に関係なく原則24時間以内に帰ってきます。

これは休日にサーバーを触るユーザーにとってとてもありがたいことです。

データベースの違い

XserverConoHa WING
比較

この点が気になるのは、私だけかも知れませんが記載しますと。

  • Xserver:
    MySQL 5.7.x/MariaDB 10.5.x 選択
  • ConoHa:
    MySQL 5.7.x

ここでMariaDB 10.5.xとは、MySQL 8.xに相当し、MySQL 5.7の次のバージョンにあたります。

両者には大きな違いがあり、一言で言えば・従前のDB・新たなDBと言えます。
後者では、Window関数が使える、CTE(Common Table Expressions:WITH句)が使えるなど、現在主流の機能が備わっており、サイトのデータ分析やデータチェックSQLを作る際には使い勝手に大きな違いが出ます。
(繰り返しますが、こんなことしているのは私だけかも知れません。)

利用層の違い

XserverConoHa WING
比較

これも私感ですが、有名ブロガーやGoogle検索で上位に表示されるサイトの利用サーバーを調べると、圧倒的にXserver利用率が高いのです。

ConoHaはここ数年で急速に利用者を伸ばしていますので、ConoHa利用サイトが今後検索上位にでてくろということかも知れませんが、XserverではVP数が多いサイトのオーナーが信頼して利用しているのだろうと類推しています。

「寄らば大樹の…」理論になってしまいますが、「数が多い」ことは信頼性に有意差を感じさせられます。

さいごに

結果として、・使いやすさ(各機能)・料金の安定感でXserverが勝ると判断致しました。

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